私の母は九州出身で福井に嫁いで30年、初めは慣れない事ばかりで
戸惑いがあり何度実家に帰ろうと思ったかと言っていました。
父は三男なので同居はしなくても良かったそうですが、
本屋の近くに家を建てなさいという祖母の言葉により
本屋から50m離れた所に家を建てたそうですが、
毎日のように家にやってくる祖母に母はストレスを感じていたそうです。

それに福井に嫁ぐ時に、嫁入り道具として箪笥や鏡台、
電化製品、着物一式を持ってきたそうですがそれを近所の方に
祖母が見せていたそうです。父の実家はごくごく普通なのに、
祖母の古い考えでいろいろと地域の仕来りとやらものを
押し付けられたそうです。そして福井に昔あった習慣として
「孫渡し」というものがあったそうです。子供を産み1ヵ月
したら実両親と一緒に嫁ぎ先へ子供が使う物や箪笥、
ベビーベッドなどを持って帰るという事だそうです。

赤ちゃんには着物を掛けて帰らなければならないみたいで、
私も弟もこれをしたそうです。すごい仕来りですね!!
口うるさい祖母は母の育児についてもかなり文句を言って
いたそうです。福井という知らない土地に嫁ぎ、
姑の監視下におかれ母は本当に大変な思いをして
子育てをしてくれていたんですね。